「FRONTIER(S)」

難敵だった・・・見終えるのに、どんだけ時間かかったことか・・・ともかく、ザヴィエ・ジャンの演出*1が、とことん合わないみたいです。
特に、アクション・シーンでの手ブレ演出。アレがもう致命的に受け付けない。ちなみに、手ブレ演出自体が嫌いなわけではないので、念のため。ポール・グリーングラスのソレなんかは大好物ですし。
ザヴィエ・ジャンのソレは、フィルムの迫力のなさを誤魔化すためにやってるように私には感じられてなりません。*2特に、中盤のカーチェイス・シーン。あそこで何度、視聴意志が挫かれたことか・・・少しはグレッグ・マクレー*3を見習えと。
見るべきシーンもあります。キスでブチ切れる際のヒロインの表情とか、あれ、マジで殴ってんじゃね?って感じに容赦なくボコられるヒロインとか。丸ノコの逆襲シーンは、「処刑教室」好きにはたまんないですよね!
ヒロインに救いの手を差し伸べる殺人一家の1人と、ヒロインとの「母親」という共通点も面白いし。*4
ただ、どうも、私には合いませんでした。う〜ん、ザヴィエの次回作がゾンビ映画なだけに残念。

*1:あるいは、この映画のカメラマン

*2:あくまで、私見です。好きな人は御免なさい><

*3:GREG McLEAN:「WOLF CREEC」、「ROGUE」の監督。「WOLF〜」のカーチェイスの出来は素晴らしい

*4:ただ、その要素をもうちょっとクローズアップして欲しかった、とは思いますが。フランス映画にしちゃ、湿り気が少ないですよね、この映画