ヴェネチアいきたいな

相田裕ガンスリンガー・ガール(11)』(メディアワークス
小林立咲-saki-(6)』(スクウェア・エニックス

ついに漫画まで載せちゃった。いよいよカオス化に拍車がかかっているが、どうなんだコレ?そういう客観的判断も失いつつありますか俺。まぁいい。
えーっと、以下ネタバレ。
 
で、『ガンスリ』だが、まずはトリエラの生還を喜びたい。次巻は過去編っぽいので、しばらくは死なないですむね!
などとこっちが思って(願って)しまうほどに、寿命の迫った1期生の<擬体>*1達に対する公社の扱いが「消耗品モード」で泣けてくる。
過酷な状況による総力戦、しかも敵はまさに宿敵ともいえるテロリストなので、ジャンには余裕の欠片すらなく、リコには同情を禁じえない。
新しい抑制方法を施されたため、蘇るはずのないかつて<死んだ>時のトラウマに苦しめられるヘンリエッタも可哀想。
実は、このコは大嫌いだったのだよね。暗示によるジョゼへの盲信と、それに亡き妹を重ねるジョゼの歪な姿は、<フラテッロ>*2の「気持ち悪さ」の象徴だったからね、俺にとって。
それが、断片的に過去が蘇り苦しむことで、ようやっと私にとって「キャラクター」になってきた感じ。それだけに、死期の近さと、おそらく今回の失態によって責められるだろうことを考えると、とても可哀想だ。
可哀想といえば、ビーチェとシルヴィアもだけど。う〜ん、この先どうなるのだろう・・・
ところで、過去編のソフィアはペトラとキャラ被るよねぇ?
 
『咲』はもう文句なし。早くアニメで観たいぞ、ここらへん!ハイテイラオユエー!
ってか、原作を読むにつけ、本当に理想的なアニメ化だな、と思う。
筋は忠実に、そこに的確なアニメーションと効果音、音楽による演出、そして声の演技を加えるだけ。いや、その「だけ」ってのが難しいのだろうけど、軽く原作を超えてしまっている。勿論、原作だって面白いんだぜ!「ああ、この漫画が動いたらなぁ」の理想形がここにあるのだ。
あらゆる漫画原作アニメはこの作品を見習うべき。あと、原作レイプが得意な日本映画・TVドラマ界もな!

*1:薬物による記憶操作・暗示により制御されたサイボーグ

*2:擬体と指導教官のコンビを指す