「ブラッディ・バレンタイン完全版」(2D版ディスク)

劇場公開版感想
オリジナル「血のバレンタイン」(輸入盤)感想
さて、2D版を観てみた。意外にも、3Dを意識した場面が全然迫ってこない感じで驚く。
例えば、「13日の金曜日Part3」なんかは、3D版でなくても「迫る」描写が露骨にカメラに寄って来るので、つい顔がそれを避けちゃったりしたものだけど、それが「ブラバレ」では全然なし。多分、3D技術が向上して、露骨に撮らなくても充分飛び出す効果が得られたんんでしょうね。劇場では。
そういう意味でのガッカリ感を覚えつつも、やはり「無言で迫る肩いからせた覆面殺人鬼」と切り株描写のオンパレードは素敵。
冒頭の病院から炭鉱への大量殺戮&切り株死体のつるべ打ちも素晴らしい。掴みが最高ですなぁ。
主人公3人に物語が収束する前に、冒頭の病院クラスの殺戮が殺人場面込みで大盤振る舞いされてたら・・・というのは望みすぎかな?冒頭が豪勢だっただけに、後半の切り株成分がちと物足りないかな、と今回感じてしまったもので。正体が判明してからの追いかけっこも、もうちょい欲しかったかも。緊張感のある、ジョゼフ・ジトー的な奴*1をね。*2
しかし、実に良いリメイクです。やっぱ俺、スラッシャー大好きだ。ちょっと元気出た。

*1:「ローズマリー」と「13金完結編」最後の攻防が大好きな俺

*2:ナマニクさんオススメの「Murder Loves Killers Too」が観たい・・・その最後の攻防が良いらしいのでw