「トワイライト」(下)
- エドワードのベラへの「食欲」がこれでもかというほど描かれていて、(上)感想でも書いたけど、結構吸血鬼小説している。
- まさかカーライルの過去が*1ここまで詳細に描かれるとは。しかも・・・てか既にアロ、マーカス、カイウスらヴォルトゥーリ一族の記述がある!ちょっと興奮した!
- ジェームズに目を付けられた後の、車内での会話が良い。ここでエメットのキャラがかなり立っているのだよね。ここは映像で観たかったかも。アリスとエドワードのちょっとした対立とか、頑ななエドワードVSベラ&アリス&エメットの構図とか、ここは見所いっぱいで楽しかったな。
- ベラ、アリス、ジャスパーがホテルに隠れているシーンも、映画より長くて興味深い。アリスがベラに吸血鬼化の方法を教えたり、アリスが映画版「ニュームーン」でフィーチャーされるのが頷ける。彼女が語るアリス達がただの人間であるベラを命を賭して守る理由も良い。エドワードにとってベラがいかに重要な存在か、本作中もっとも説得力のある言葉で語っている。これも映画で欲しかったなー。
- あと、やっぱジャスパーの感情操作能力、ベラに効いてるよ。さて、このあたりは原作版「ニュームーン」でどうなるのかなーどきどき。
- いやー、映画版クライマックスのエドワードVSジェームズのバトルシーンが原作にはなくって吃驚!正確には「ない」のではなく、ベラが早々に気を失ってしまうので、ベラの一人称で語られる関係上「描かれない」。つくづく「デートに付き合わされた男の子向け要素」だったんだなぁw
- てか、まさかここでアリスの記憶喪失の理由が明かされるなんて!ジェームズって映画だと単に一匹狼のゴロツキっぽく見えたけど、確かにローランの言うとおり一筋縄じゃいかない強力なヴァンパイアだったんだなー・・・まぁ原作では退場シーンすらありませんがw
- ジェームズに噛まれたベラへの「処置」のシーンは、色々描き方が違って興味深い。映画では「エドワードのベラの血への渇望」をこのシーンで表現しようとしているんだよね。おそらく映画版エドワードはカーライルの制止がなければ最後まで吸ったんじゃないか、と思わなくもない。カーライルの保護者としての役割が大きいのかな、映画では
- 小説では、エドワードの葛藤を既に全編にわたって繰り返し描いているせいか、ここでは「愛の力でやりとげたエドワードの誇らしい姿」が強調されている。つまり、格好よさでは原作版エドワードに軍配が上がるかな
- ベラのボロボロさが原作の比じゃなくえ吃驚。出血と脚の骨折は映画と一緒だけど、肋骨4本イってて、頭蓋骨にもヒビとは!
- そんなわけで・・・あー面白かった!さて速攻で「トワイライトⅡ」*2に突入しようかなー。あーでも、あと数日で「MORSE-モールス-」もきちゃうしなー迷うなー
- 作者: ステファニーメイヤー,ゴツボ×リュウジ,小原亜美
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2008/04/19
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