「EMANON さすらいエマノン Episode:1」


稀代の寡作家・鶴田謙二の「EMANON さすらいエマノン Episode:1」を購入。
鶴田謙二の描くところの半裸あるいは全裸もしくはボディラインもバッチリのセーター&ジーンズ姿のおにゃのこ絵が好きな人*1にはマストバイな代物である。フルカラーだしね。*2
あと、少年の全裸もちょっとあるので、そっち好きのあなた(誰?)にもオススメ。
オススメしたわりには前作「おもいでエマノン」未読だし、そもそもSF作家・梶尾真治の同名原作小説すら未読だったりする。
しかし、よく考えたら、俺、梶尾真治まったく読んだことないな・・・
余談になるけど、若い頃、日本人作家は何故か苦手だった。例外的に野阿梓は大好物だったけど。筒井康隆も好きだが、あの人はまず「おもろいエッセイ書く人」という第一印象だったからな。あと「二重螺旋の悪魔」とかも好きだったが、作家を追いかけることはなかった。
翻訳モノはSF、他ジャンル問わず読んでいるけど*3、国内小説はジャンル問わず積極的には触れたがらなかった俺。
最近はそこそこ読むようになったけど、やはり、どちらかというと翻訳モノやラノベの方が食指が動く。
あ、そうか。「妖精作戦」からラノベに流れちゃったからなー俺。翻訳小説>ラノベ>国内小説、みたいな構図が知らずと構築されてしまったのだろう。笹本祐一が分岐点だったのね・・・
閑話休題。で、エマノンだけど、てっきりおねーちゃんの半裸・全裸・ボ(以下略)を楽しむためだけの漫画*4かと思ったら、最後はちゃんとSFになった。
なるほどー、エマノンって名前も、そういう意味だったのかー。これを機会に原作で梶尾デビューしてもいいかな?*5

*1:たとえば髭さんとかね!

*2:ちなみにコミックではなくムック扱い。サイズも雑誌大。

*3:と、こう書くと翻訳SFを結構読んでいるようだが、その実、かなりの偏食だったりする。駄目じゃん

*4:しかし、不思議とエロさはないのだよね。不思議

*5:ま、最近の亀以下の読書スピードを考えると、何年先のことになるかわかったもんじゃないですが。駄目じゃん