「大魔神カノン 第1話」短評

「大魔神」のリメイク作、としては実はあまり期待はしていなくてですね。というのも、私「大魔神」観たことないんですよね。
それより、「仮面ラーダー響鬼*1の放送半ばにして更迭*2された高寺プロデューサーのリベンジ作、として大いに期待しつつ観たわけですが・・・いやー、紛う事なき高寺作品で感動しました。
「深夜枠」「定番の有名シリーズ」「玩具縛りナシ」ということで、特撮ヒーロー作品としては意図的に本流から外した作りは響鬼以上。
ヒロインの年齢設定*3とか、明確な殺人描写*4、お色気要素*5、そしてブジン様*6がヒロインの夢でしか登場しないとか。
もしかしたら、完全な連続物として構成されているのかな?最近の仮面ライダーは前後編構成が多いけど、予告編観る限り次回のブジン様の活躍は過去話みたいだし。
ともかく、話の転がし方やキャラの描き方など、響鬼が好きだった人にはツボなんじゃないだろうか。実際私はストライクど真ん中で大喜びですw
逆に、従来の変身特撮ヒーローを求める人には、響鬼同様イマイチかもね。
今回かなり予算が確保されている*7らしく、既に全26話完成していて、響鬼の時の様な苦汁は舐めずにすむのが個人的には嬉しい。
とりあえず雰囲気はバッチリ。後はストーリーがどう転んでいくか。久しぶりにとても楽しみなTVシリーズですよ。

*1:路線変更前は個人的に神作品

*2:制作費の過剰投入や玩具売上不振、路線変更の拒否が原因とか?

*3:20代で非処女

*4:これはクウガでもあったんだっけ?

*5:ファーストシーンがヒロインの生脚&着替えwそして色気担当イケチヨの存在

*6:=本作での「大魔神」

*7:通常の深夜枠の4倍の10億円とか。これって仮面ライダーシリーズと比べるとどうなんでしょうね?