「第9地区」短評

輸入盤DVD「DISTRICT9」(邦題:第9地区)短評
↑のリンク先にあるように輸入盤DVDで鑑賞済みなのだけれど、今日劇場にて字幕版を鑑賞・・・嗚呼、観てよかった!
やっぱ台詞がわかるってイイね!台詞の理解により、当然ながら作品の深みがグンと増しました。
例えば冒頭の立ち退きサインのシーン。ヴィカスが牛の死骸を利用した変な生体装置を発見してコードを引き抜く、あれが「中絶」だったなんて!しかもそれを嬉々として行うヴィカス・・・お役所的な無理解を象徴していて、実にイイシーンです。
そのおかげで中盤の「変異」に対する印象が、「可哀想」じゃなく「ざまぁみろ」的ブラックさに変わったのは大きい。
そして、笑の要素も結構あったんですねー。勿論ブラックな笑ですが。
クリストファーとのやりとりも内容がわかると、より彼らの「人間味」が見えてくるし、ちっちゃいエビたん超カワイイ。
「3年」云々も輸入盤だと全然わかんなかったし!これがわかるだけでかなり違うんだよなぁ・・・*1
おかげで後半は涙腺緩みっぱなしだった・・・あれほど能天気に「小役人」していたヴィカスの、70時間の試練を乗り越えた姿の格好良いことといったら・・・そして完璧すぎるラスト・カット!
これは国内版DVDも買わなきゃ。

追記:
そうそう。一緒に観た若奥さんがドキュメント映像のブレるカメラにノックアウト。全編POVというわけではないので大丈夫だと思っていたんですが・・・POVが苦手な人は気を付けたほうが良いかもしれません^^;

*1:ヒアリング能力なんです^^;