「JENNIFER'S BODY」短評


てっきりミーガン・フォックス*1の映画かと思ってたんですけど、どっちかっていうとアマンダ・セイフライド*2の映画だったんですね。
ミーガンが「チアリーダー」⇒「ちょいエロな悪魔憑き女子高生」というあんまりイメージのかわらない「いかにもミーガンらしい」役回りに甘んじているのに対し、アマンダは「冒頭の女囚*3」⇒時間を遡ったら「眼鏡っ娘*4」という『どうしてこうなった?』と物語への導入役を果たした上、その後の親友の変貌に対する苦悩とか、芝居の面でも満足度高いです。
そしてホラー映画というより、ガーリーな青春映画だったんですねぇ。ちっとも怖くないし、グロくないデス。
むしろおにゃのこ同士の友情とか微妙な距離感とか、アマンダとボーイフレンドのむずむずするやり取りとか、そこらへんは妙に丁寧。
初エッチでボーフレンドがゴム着けるとこわくわく覗くとか、あー、うん、あるあるw
この、「青春」要素と「超自然ホラー」要素の配分の按配は、なんか「トワイライト〜初恋〜」に近いような気がします。お、偶然にもどっちも女性監督じゃん。
そんなわけで、これは案外女性向けなのではないかと。男が「ミーガン・フォックスのエロい映画なの?観る観る♪」って観ると肩透かしを食らうかも?*5
ところで、輸入盤で鑑賞したせいか、一部「?」なとこが。
まずミーガン演じるジェニファーのキャラクターが全然描かれていなくて、なんか友人は元々アマンダただ一人みたいに見えてしまうし、家庭での姿なんかも全然不明なままで、正直終盤母親が登場した時「え!いたの!?」とそこに吃驚したり。
一応「友情物語」なんだから、もうちょいジェニファーの描写にも注力してほしかったかな・・・もしかしたら会話の中でなにがしかあったかもしれないけど。
あと、男をベキボキできる悪魔少女と普通のおにゃのこで互角のキャットファイトが成立するのって何故?途中何度か挿入されるミーガンとアマンダの間の何か通じてるかのような描写と、関係あるのかな??誰か教えてください^^;

そして何故か最後に登場するランス・ヘンリクセンwえ?なんでwww*6
しかし、あいかわらずイイ声だわ・・・濡れる////*7
そんなわけで、個人的には結構楽しめたのだけど、何を期待するかで結構評価がわかれそう。とりあえず眼鏡っ娘好きは観ておくべきだけど、ミーガン・フォックス版「スピーシーズ」って期待だけはしないでね!w*8

あ、最後に。この映画のメニュー画面はとても秀逸だと思うのデス。↑ヒロイン2人の写真とか最高。こういうノリ、もっと本編にも欲しかったかなー。

*1:トランスフォーマー3」降板で話題の人

*2:セイフリッド?セイフリード?

*3:渾名が「The Kicker」!

*4:眼鏡っ娘像のひとつの完成形である。アマンダ・セイフライドの名前は覚えておこう

*5:まー、ミーガンが男ナンパしてキスしてチチ揉まれてズボン下ろしたりとかそういうシーンはあるにはありますけどね!セミヌードとかもね!つまりヌードはないwあと、おにゃのこ同士のキス・シーンとか?全然エロくは描かれてないですけどw

*6:ぶっちゃけココで一番盛り上がったりw

*7:←映画に合わせたガーリーな表現

*8:日本では2010年7月公開予定