「学園黙示録HIGH SCHOOL OF THE DEAD」(6)短評

正直、このシリーズは見限ろうかと思ってました。理由は、

  • 連載が事実上休載状態だった*1
  • 「日本刀女子高生」や「プロ顔負けの実践的軍事スキルを誇るミリヲタ男子高生」などキャラのスキルが戯画的に誇張されすぎ、キャラクター漫画になってしまった*2
  • そこに、さらにアイコン的なキャラクター*3の投入で、ますます「ゾンビ映画的醍醐味」*4が薄れた

ところが、本日発売の6巻を読んだら吃驚。
まず、彼らのサバイバル・スキルが高すぎると第三者が認識するシーンがあること。
私、別に彼らが強すぎることに不満があるんじゃないんですよ。彼らの強さがこの漫画内の世界では「特別なことじゃない」ように感描かれていると感じられたからです。
それが劇中でハッキリと「彼らは普通じゃない」と語られたわけで、個人的には、かなり本作を許容出来るようになりました。
そして、もう1つは「ショッピングモール編」の結末。
この展開は、むしろそれまで感じていたキャラクター漫画っぽさが、逆にミスリードになりました。こうくるとは全く予想できなかったなぁ!・・・まさかそれを狙ってた?だとしたら脱帽です。
連載も、年末までは隔月掲載が予定されているようで、事実上の休載も解消されるようですし*5、もうしばらくこのシリーズについて行ってみようと思ったrushihaでした。

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 6

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 6

*1:作画担当の佐藤ショウジ氏は即別作品を描き始めたので、おそらく原作担当の佐藤大輔氏の・・・ゲフンゲフン

*2:彼らのサバイバル・スキルが高すぎて、どんなピンチに陥ろうが主人公パーティが死ぬとは到底思えない

*3:口調が「〜ですぅ」なロリ婦警

*4:誰が脱落するかわからない

*5:まぁ、予定は未定だろうけれどw