「リーサル・ウェポン3」感想

この3作目って、観終わった後はなんか物足りないんだけど、不思議と見ている間はかなり楽しんでいたりするんです。不思議。
多分、悪役のキャラが立ってないのが物足りなさの原因。なんだかんだで小物だし。私の大好きな「悪役がボスと戦闘担当のセット」の定石が守られていないし。
作劇的なモチベとしてのダリルの死も、なんていうか、自業自得だしなぁ、という感じで。「あいつのせいだ!」って思えないんですよ。いや、実際奴のせいではあるんですが。どっちかっていうとビリー・ザ・キッド君の殉職の方が個人的には重かったり?
でも、かなり楽しめちゃう理由は、終始リッグスとマータフのいちゃいちゃを、テンポの良いアクションを挟んで堪能できるから。
もーねー、ぶっちゃけ大事件とか起きなくってもいいやー、みたいな気分なんですよ。いつもの面子のドタバタ見れればそれでいい的なw
個人的に今回1番萌えたのはリッグスとローナのトイレのシーン。噛み付きそうな勢いだったリッグスに、ローナがマータフへの同情を示した途端、リッグスが言葉に詰まってしまうところ。もう最高。リッグス可愛いすぎるw
多分、ローナがリッグスに心を開くきっかけにもなったんじゃないかなー。
ちと物足りないのが、そのローナの描写。もうちょい突っ走り無軌道キャラでもよかったような?おかげで終盤のリッグスの台詞「お前は一人じゃない」が唐突に感じるんですよね。
結構盛りだくさんな内容なので、ローナの尺もそんなに長くないし。もうちょいローナにフォーカスしてもよかったんじゃないかなー。
あと、今回一番私情を挟む余地のあるマータフ。終盤もうちょい活躍の場があってもよかったのでは。いっそ最後はリッグスとマータフの役割が逆でも良かったんじゃないかなー、なんて。
ホラ、書くとやっぱり不満点出てくる出てくる。でもねー、見てる間は満足なんですよ。いやホント不思議w

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