「ヒッチャー」(吹替え版)


い・・・井上和彦、若ェェェェェェェェェェ!!
井上和彦といえば今や「やさぐれたオッサン」の代名詞!*1その井上和彦が線の細い美少年ジム・ハルジー*2演じているというこの不思議!!
本来、当時の井上和彦といえば、どっちかというと「美形でも柄の悪いチンピラ」担当。*3結構キーの高い声ですが、ドスが利いてたりします。
正直最初は「ジムにしてはか細さが足りないかな?」なんて思ってたんですが・・・ジムがジョン・ライダー*4によって追い詰められていくに従って、井上和彦の「やさぐれ」芝居が光り輝いていくじゃないですか!!!
中盤を過ぎた頃にはもうジム役は井上和彦以外ありえない感じに!そうか!(はたと膝を打つ)やっぱ若い頃もやさぐれ担当だったんだね!スゲー!やっぱ井上凄ぇよ!さすがは僕らのディンゴ・イーグリッド*5
そして、ナッシュ*6も、今やオバ・・・妖艶な御姉さん担当の勝生真沙子!・・・時代を感じますねぇ。つうか、ジェリドとレコアさん*7じゃないの。あらまぁ(何
ただ、ジョン・ライダー役の樋浦勉さんだけは、最後まで馴染めなかったなぁ・・・まぁ、コレは樋浦さんの芝居云々ではなく、私が熱烈な寺田農主義者ってだけなんですけどね。*8あと、樋浦さんも個人的には地上波放送版「48時間」*9の犯人役アルバート・ガンツなんですよねぇ^^;
 
それにしても・・・やっぱ面白いわ、「ヒッチャー」。このなんとも言えぬ孤独感、寂寥感、そしてルトガー・ハウアーの静で粘着質の狂気*10・・・カメラもいいんだよねぇ・・・ロングショットが美しい・・・で、ヒロインを見舞うまさかのトラウマ級展開。
あ、ふと思ったんですけどね。
そのトレーラーのトラウマ展開。あそこの雰囲気になんかひっかかってたんですが・・・気が付きました。重苦しい雰囲気といいい、BGMといい、ゲーム「サイレント・ヒル」*11の裏世界ですよ!あ〜、なんかスッキリしました^^;
そんなわけで、久しぶりに観たらやっぱり良いですね。たまりません。この映画に対する自分の感想は未来永劫不変だな、と実感しました。
kurosuiさん、レアな地上波放送版、貸していただいてありがとうございました!途中のCMも時代を感じさせて素晴らしかったです!*12そして・・・長いこと積んでて御免なさい><

*1:あくまで私見ですよ?^^;

*2:C・トーマス・ハウエル

*3:繰り返しますが私見ですよ?^^;

*4:ルトガー・ハウアー

*5:PS2ゲーム「ANUBIS Z.O.E」の主人公。私が井上和彦のやさぐれ芝居に開眼した役どころ

*6:ジェニファー・ジェーソン・リー

*7:アニメ「機動戦士Zガンダム」の井上和彦勝生真沙子の役どころ

*8:かつて地上波放送版「ブレードランナー」の寺田氏演じるルトガー・ハウアーは神だった・・・

*9:勿論、ニック・ノルティ石田太郎エディ・マーフィー=下条アトム版ね!

*10:ある意味、究極のBL映画だよなぁ・・・

*11:PSの1作目

*12:移動電話のCMとか泣かせますwウォッチマンとか今もあるのかなぁ