Xbox360「アバター THE GAME」ファースト・インプレッション

  • 至極簡単なキャラメイク*1を経てプレイ開始
  • RDA側について原住民をブッ殺すか?それともナヴィ側について人間を裏切るか?という序盤の選択肢までプレイ
  • 映画のゲーム化なわけだけど、よくある「映画の名前を冠してとりあえずTPS作りました」にしては「アバター」の設定をかなり重視しているゲーム
  • それは、プレイヤーが引き金を引けるまで結構な時間がかかることからも明らか。戦闘のチュートリアルより先に、パンドラ・ペディア*2の使い方が先にきますからねwしかも、「アバター公式完全ガイド」も吃驚な細かさ*3
  • 進行に合わせてちゃんとボイス・ログ*4が記録されてくとことか細かい
  • 上記の設定本をニヤニヤしながら読む私は大喜びだけど、純粋に衛星パンドラでドンパチしたかった人には冗長な導入に感じられるかも
  • で、そんだけ設定とか凝っているのだから、物語も映画に負けないくらいのもの*5があれば良かったのだが、少なくとも序盤は深みもなく添え物的な印象。設定部分のこだわり具合とゲーム部分の「軽さ」が乖離しちゃってるとこが惜しい・・・
  • 正直、上記の選択肢も、主人公がナヴィ側に肩入れする理由がほとんど描かれてないので、思わずRDA側につきそうになってしまう
  • 戦闘部分は大味な印象。オープンワールドなのだけどプレイヤーが干渉出来る部分は限られていている。キャラ表示も小さ目なことからせっかく美しい景観なのにスケールの大きさはあまり感じられず。本筋はクエスト方式の「お使い」。そして経験値制でRPG的な面もある。とてもライトな「Borderlands」って感じかな?
  • もうちょいRPG、TPS双方の部分が作りこまれていたら、ボダランや「Fallout3」に肩を並べられたのになぁ
  • それでも、パンドラの美しいジャングルを駆け回ってるだけで私は満足ですw↑でヴァイパーウルフの群れに襲われた、りヘリコラディウム・スピラーレ*6の群生に突っ込んで地面に引っ込ませたりしているだけで楽しい
  • ようするに「アバター」好きのためのファン・アイテムですな
  • あ、ダイアホースに乗る時フィーラーで結び合う演出がないのは唯一ガッカリしたところ!設定面で凝ってるんだから、こういうとこ疎かにしちゃ駄目!

*1:というかキャラ選択?

*2:対象オブジェクトに接近してYボタンで情報を取得し、様々な項目に分かれた「パンドラ・ペディア」という用語辞典を埋めていくことが出来る

*3:閲覧し辛いのが難

*4:主人公の独白。映画でジェイク達が記録していたビデオ・ログの音声版

*5:映画のシナリオも複雑なものではないのだが

*6:映画にも出た引っ込む植物