「タイタンの戦い」(3D字幕版)短評

オリジナル版は鑑賞済み。と言っても、小学生の頃に地上波放送で1度観ただけですが。なので、記憶鮮明とはいきませんが、リメイク版に比べると小柄すぎるサソリとちくちく戦うとことか、半漁人っぽいクラーケンの棒立ちビジュアルとか、ところところ記憶に残ってます。
ちなみに一緒に観た同行者4人のうち2人は結構覚えている様子で、観た後「あそこがどうだった」「あれがカットされてた」と実に楽しそうな様子。やっぱこういう時はオリジナルをしっかり覚えてると楽しいよね。予習しとくんだったなー。
で、私はというと・・・「God of War」とか、それ系のゲームをやりすぎたのなかなぁ・・・正直、モンスターとのバトル・シークエンスの数が物足りなかったです。
(以下、ネタバレあり!)
中盤のスコーピオンとの戦闘みたいなのが、ガンガン畳み掛けられるのを期待していたもので・・・
スコーピオン戦良かったなぁ・・・まさにモンハン実写版という趣で。連携しての集団戦に、部位破壊アリ、フィールドの障害物利用アリ。しまいには剥いだ素材で武具生産w
しかし、パーティ・メンバーのキャラが立ってきて愛着が湧き出した途端に、メデューサ戦で全滅><
その後のストーリーの組み立てを考えると仕方ないとはいえ、いいキャラ揃ってるんだから、もうちょい退場シーンを分散してほしかったかも・・・
そして最後のクラーケン戦・・・というか闘わないんですけどね。アレかざしてオワリなので!
直前に「パーシー・ジャクソン」観ちゃってたのがいけなかったなぁ。メデューサの首ネタを使っちゃってるんですよね。しかも山場以前の中盤で。
そのせいか、いくらこっちが元祖とはいえ、まったく「そのまま」な使い方というのは・・・いや、両者をセットで考えるのはおかしいってのは、わかってるんですけどね!
ここはあえてオリジナルの展開を改変し、いっそクラーケンとのガチ・バトルを見たかった・・・出来れば途中全滅した旅の仲間達とで。そして倒れ臥していく仲間たちの助力により、遂にクラーケンにトドメを刺すペルセウス!・・・という「ダイの大冒険」的展開を望むのは、欲張りかな?
てかあんだけカッコ良く生まれ変わったクラーケン氏が歩いてきて石化するだけってのはもったいないよぅ。もっと活躍してほしかったんだよぅ><
あと、諸悪の根源であるリーアム・ニーソンが最後はイイお父さん的な立ち位置に落ち着いてるとこも、なんかなーって。
まぁ、なんだかんだでモンスター度はパーシーより格段に高かったですし、クラーケンも立派になったし*1サム・ワーシントンのパンチラがたっぷり観れたしで、満足ではあるのですが!
DVDが出たら、2D版で見直してみたいな。今回は3D版で観たわけですが、やっぱ暗くて細部がいまいち把握しきれなかったので。あと、さすが後付け3Dだけあり、3Dの恩恵はあまり感じられませんでした。*2ほとんどのシーンは2Dのままだったし。一番立体的だったのが「字幕」というのはどうなんだろう?^^;
DVDといえば、T4⇒アバター⇒タイタンとサム・ワーシントン旋風が吹き荒れたことですし、そろそろ傑作オージー人喰い鰐映画「ROGUE」を『サム・ワーシントン主演(笑)*3』でリリースすべき時です!「ワニを放て!!」

*1:お顔は某ローカストにクリソツですがw

*2:元々2Dで撮影していたので、最初から3dを想定していた「アバター」の立体感とは雲泥の差

*3:まぁ、主演は詐欺もいいとこだけどw