「ブルドッグ」短評
タイトルから、ヴィン・ディーゼル版「ゴリラ」あるいは「コブラ」なノリの刑事アクションだと思って借りたんですが、いやー吃驚。
なんと、かなり真面目でシリアス路線の刑事ドラマでした。
ヴィン様も所謂スーパーコップではなく、奥さんの前では目尻下がるし、悲劇に見舞われれば取り乱すし、感情的になってミスして同僚死なすし、撃たれれば脚引き摺って歩けなくなるし。
ヴィン様といえばアウトローな役回ばっかりの印象が強いのですが、今回の仲間とはしゃぐシーンや、病院での慟哭、激情に駆られた後の銃撃戦の最中での虚脱などを見て、「あー、役者なんだなぁ」と思いました。そういやこの人、マッチョな印象と髪型(笑)からドゥエイン・ジョンソン様*1とごっちゃにしている人いますが、純粋に役者畑の出なんですよね。
「怪物になれ」と言われた彼が結局怪物になる道を選ばなかったのも、クライマックスのシークエンスも意外で、良かったです。
ちと舌足らずな部分*2はあるし、シリアス系刑事ドラマの白眉、ってわけじゃ決してないですが、なかなか見せる内容でした。
あと、やっぱヴィン様のモノローグがマジでヤバい。あの低音エロすぎるw*3
それにしても、ヴィン・ディーゼル作品には吃驚させられてばかりだなぁ。
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