「THE CRAZIES」(リメイク版)メモ
- ジョージ・A・ロメロのオリジナル「ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖」は予告編観たことあるくらいで未見
- 序盤の町民が次々とおかしくなって凶行に走るところは面白かったなぁ。私、ショーン・ハトスン「シャドウズ」ラストの大凶行とか、やまむらはじめ「カムナガラ」の東京大狂気のシーンとか大好物なもので
- 病院(?)のシーン大好きです。あの電ノコのシーンは笑うところですよね?w
- もうちょい町民がおかしくなる様を色んな視点で見たかったですねぇ。特典のモーション・コミックみたいなのとか
- 暴徒にフェンスを突破されて無秩序状態と化した隔離施設で、フォークでグサッサリやられそうで大ピンチ!のシーンあたりまではあまり文句はないのですが・・・
- グサ!グサ!グサ!ってやるおっちゃんが序盤でにこやかに主人公の肩叩いてたおっちゃんだから、なおさらイイ感じw
- そこを脱出した後が緩急ハッキリしすぎというか・・・一息つくシーンやおかしくなった奴らに襲われるシーンがわかりやすすぎて
- 後半、軍隊の出番が妙に少ないのも、なんだか残念。軍隊側の主要人物ってのもいないしね。予告編から判断するに、かなりオリジナルとは趣が違うような気がするな・・・予告編で印象的だった火炎放射器、もっと観たかった・・・
- ゾンビや、「28日後・・・」シリーズのレイジ・ウイルス感染者と違って、奴らが道具や銃器を使ったりするとことか面白いんですけどね。縛って監禁したり、奴ら同士会話でコミュニケーションとったりとか
- なので、ちょっと日本語字幕とかで観たいですねぇ・・・何話してんだろう?
- ようやく家に辿り着いた妊娠しているヒロインが真っ先に出しっぱなしの洗濯物を取り込むとか、家を去る時、準備していた子供部屋を名残惜しそうに見るシーンとか、結構印象に残ります
- 恐怖の洗車シーン、なんかちょっと笑えるのはなんでだろう・・・どうもこの映画の既知外襲撃シーンは、あと一歩でギャグになっちゃう瀬戸際をスレスレで飛行してて面白い。あ、絞首刑&爆撃には吃驚したw
- 前半頼りになった仲間が中盤以降キレて危なくなって「もしかして発症?」とか、仲間の中に咳き込む人が出てきて「すわ、発症!?」って展開もあるにはあるけど、なんというか、もう一息活かしきれてないって感じが惜しい
- ラストも、もうちょい絶望的なラストだったらなぁ・・・こういう生物兵器汚染ネタだと、つい「カサンドラ・クロス」を期待してしまうよね
- もしかしたら、ラストのニュース映像で凄いブラックなこと言ってるのかなぁ。気になるw
- あと、やっぱ群像劇で見たかった。上でも書いたけど、いろいろな人の視点で、前半同様後半も観たかったです
- そんなわけで、総評としてはイマイチなんだけど、好きなシーンが結構ある大好きなモチーフの映画なので、やはり私にとって「ラダ・ミッチェル神話」*1は鉄壁なのです!
- あと、特典映像でロメロを絶賛するのはいいんだけど、なんで使われる映像が「Night of the Living Dead」ばっかりなの?版権かなんかでオリジナルの映像使えなかったのかしら・・・
- Blu-rayのパッケージ内に、「THE CRAZIES」のタワーディフェンス・ゲームのチラシが入ってました。ちょっとやってみたいw
↑は本作の、↓はオリジナル版の予告編
やっぱかなりイメージ違うよね。観てみたいなぁ。