「サバイバル・オブ・ザ・デッド」メモ
うーん。失敗。なにが失敗って観てから感想書くまで間を空けちゃったこと。しかもその間にハマっちゃうドラマ*1を観たせいで、完全にナマの感想ってやつがかき消されてしまった・・・
やっぱ映画感想は観たその日のうちにイッキに書く!が正しいですね・・・完成させなくてもいいんですよ。とにかく、纏まってなくてもいいから何がしか書いておけば、後で纏めることは出来るわけだから・・・と自戒。
そんなわけで久しぶりにメモ形式でお送りします。
- 予習がてら前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の自分の感想を読もうとしたら、書き忘れてて吃驚w
- 前作のキャラが一部登場すると聞いて是が非でも予習したくなり最寄のTUTAYAに行くも、置いてなくてガッカリ><
- で、予習ナシに挑んだのだけれど、その人物が実は本作の主人公でさらに吃驚!そして前作の出番が一瞬だったせいか、本編内で前作登場シーンをほぼ流してくれるという配慮がなされていて、ほっこり。御大ありがとう。
- ちなみに前作は空気読めない主人公云々より、全体がいまいちまとまりに欠けていた気がして、あまり好きじゃなかったり。キャラもKY主人公とアーミッシュの爺さん以外印象に残らなかったし。
- その点、本作はバッチリ!キャラは生きているし、話も1本筋がとおっていて、前作のような「冒険」はしていないけど実に堅実。
- で、その「筋」というか「柱」というべきキャラ、オフリンがもう最高すぎます。ふてぶてしく狡猾で、でもなんか憎めなくて格好良い。御歳70のロメロ御大が、こういうカッコイー爺さんを生み出しちゃうっのて、素直に凄いと思います!
- 敵対するマルドゥーン爺さんといい、サージを中心とする州兵崩れといい、イケメン(笑)といい、みんあキャラ立ってたなぁ・・・
- ストーリーも、「ゾンビ殲滅派」と「ゾンビ化した家族を殺すのはしのびないので家で飼う派」の対立と、興味深い。
- ただ、残念なのは、銃振り回すオッサン目線が中心で、奥さんや子供たちなどの「家庭からの視点」が描写不足な点。後半は「西部劇」の文法で展開するので仕方ないっちゃ仕方ないんですが・・・
- 漫画家、木々津克久*2がチャンピオンREDに本作の予告編漫画を寄稿していて、そこで、「飼う派」のある島民一家が、ゾンビ化した我が子に噛まれないよう歯を全部抜く痛々しい描写があって、これを実写で見れると期待しちゃった分、落胆も大きかったかも。てか、御大はこの予告編漫画をオフィシャルに認定すべき!
- あと、乗馬ゾンビはちょっとやりすぎだと思いましたw
- そして最高に格好良いのがラストね!めちゃめちゃ絵になってるわ、ブラックだわ、無情感がたまらんわ・・・そしてゾンビの新しい方向性の象徴でもあり・・・公開館がやたら少ないので難しい方も多いでしょうが、ゾンビ好きなら観ておきたい1本。
- あとパンフが最高!御大のインタビューは勿論、著名なゾンビ系ライターが軒並み寄稿し、おまけに本編シナリオをまるっと収録!これで800円は安すぎる!「REC」シリーズはちょっと見習って!(笑)
※追記・・・こっちの「サバイバル・オブ・ザ・デッド 」は別物だからね!念のため!^^;
*1:海外ドラマ「クリミナル・マインド」のコト
*2:代表作「フランケンふらん」⇒木々津克久の作品(Amazon)